これから将棋を始める人におすすめしたい『超効率的』練習法‼
(12/06更新)
この記事は
- 駒の動かし方はわかるけど、戦法・囲いがわからない。
- 使いたい戦法は決まっているけど、何をすれば良くなるのかわからない。
という方に向けています。
みなさん、将棋強くなりたいですか?
強くなる方法は簡単です。勉強しましょう。
『勉強』と聞くと拒否反応を起こしてしまうかもしれませんが、大切なことです。
あるプロの話によれば「将棋をうまくなるには実践5割・勉強5割」という話もあります。
実戦で覚えるのはもちろん大切ですがあらかじめ基礎知識をつけるのも同じくらい大切です。
とはいっても将棋を指したいですよね。ご安心ください。
実は将棋は勉強と同じく、効率的な方法があります。
これで勉強しなくていい!とまではなりませんが、少しでも負担が無くなれば幸いです。
簡単なことからやろう(読み飛ばして良いです)
簡単なこととはすなわち「少ない選択肢から答えを選ぶこと」です。将棋は毎回、選択の連続です。ある程度決まっている場合もありますが、勝利は「たくさんの選択肢から答えを選んだ者」に微笑みます。ただその「答え」はわかりません。ましてや初心者ならなおさらです。(そこが面白いところなのですが)
しかしその選択肢を減らして減らして、「二択」まで減らしたらどうでしょうか?その二択で勝敗が決まるなら選ぶのは簡単です。
初めは二択からやってみて、慣れてきたらどんどん選択肢を増やしていきましょう!
主な流れは
- 詰将棋
- 棋書で戦法を覚える
- 実践
です。それでは見ていきましょう。
詰将棋
詰将棋とは将棋のパズルです。最短手数で相手の玉をいかに詰ませるか(どうやって勝つか)という終盤力を鍛えることができます。
詰将棋の特徴は『攻めるだけ』というシンプルで初心者にもとっつき易い所です。実践では攻めと守りのバランスを考えなくてはいけません。ですが詰将棋は自分は攻め、相手は守るだけなので非常に分かりやすいです。
「序盤知らないのに終盤力鍛えてどうするんだ」と思った方、ご安心ください。将棋は終盤力が大事です。序・中盤ももちろん大事ですが、「勝ち切る力」がなにより大切です。あと、どんな戦法を使っても出てくる終盤の”手筋”(一間龍や頭金など)を覚えることができるので、攻撃力がグンと上がります。(手筋については各自ググってください。)
初心者に方は「一手詰め」から始めましょう。あと一手で自分の勝ちという状況で答えとなる一手を見つけます。簡単に思えるかもしれませんが、初めての人には難しく感じるでしょう。目標は次のレベル「三手詰め」が解けるようになったらゴールです。
棋書で戦法を覚える。
三手詰めが出来るようになったら次はとうとう戦法を覚えましょう。
将棋には居飛車、振り飛車の二つに大別できますが、おすすめは『振り飛車』です。振り飛車の戦法であればなんでもいいです。居飛車はプロ棋士の大半が得意としていて、今だとAIの研究もかなり進んでいますが、あなたは初心者です。無理は禁物です。
とても居飛車を悪く言っていますが、そんなことはありません。私も居飛車は指します。
ただ居飛車は覚えることが多いので実戦で指せるようになるのには時間がかかります。詳しくはこちらで解説しています。
あと嵌め手を練習するのは止めましょう。いずれ勝てなくなります。
棋書はおすすめがいっぱいあるので別の記事に書きたいところですが、とりあえず最寄りの図書館に行ってみましょう。さまざまな名著が高確率で置いてあります。
棋書には具体的な攻め方やその時の考え方が載っています。指しながら読み進めていきましょう。一見「こんなんだめだろ」と思ってもすばらしい好手だったりするので、読んでいて楽しいですよ。
実践
一通り読み終わったら次は実践練習をしましょう!ここまで来たら将棋ウォーズ2級まで行けます。そこを目標に頑張ってみてください。
おそらく将棋を指していくうちに嵌め手や初見殺しの手をくらって負けることもあるでしょう。
でもその負けこそが次につながる糧となるのです。「次はくらわない」と意識して指しましょう。今日の負けは明日の勝利への道しるべです!
嵌め手で負けてマネをするのだけは絶対止めましょう。頭を使わないで勝っても意味ないです。
最後に
ちょっと記事が長くなってしまいましたがいかがだったでしょうか?私が将棋初心者に伝えたいことは十分書けたと思います。
特に詰将棋はかなり大事なので、暇なときに詰将棋アプリを開くと良いですよ。
ちょっと言いたい
将棋は駒の動かし方「だけ」知っている人がかなり多いです!
戦法を覚えてください!あなたの将棋の世界が広がって、将棋がメチャクチャ好きになります。