映画「キャビン」レビュー!面白すぎる!これホラーでいいの?
(12/6更新)
※ネタバレ注意
2012年公開の映画『キャビン』のレビューです。
最高の一時間半でした!是非とも劇場で見たかった・・・。
あらすじ
5人の若い男女・・・古びた山小屋・・・何も起きないはずがなく・・・。
実は毎年生贄を捧げなければ地下から神が現れて、人類を滅ぼすのだった!謎の組織(名前も謎)によって選ばれたデイナ、ジュールス、カート、マーティ、ホールトンは生贄の捧げる山小屋へ向かってしまう・・・。
情報量多すぎです。
メタ要素てんこ盛り
この映画にはさまざまなパロディ・メタ要素が詰まっており、ホラー映画ファンならかなり楽しめます。最初は謎の組織のシーンから始まるのですが、タイトルの出し方から見ても『ファニーゲーム』にそっくりです。そもそも若い男女が山小屋ってのがもうアレですが。ほかにもゾンビが現れて襲って来るなど『13日の金曜日』や『悪魔のいけにえ』にも似ています。
人の命を扱う仕事なら、もっと真剣に働け!
この映画の重要ポイントでもある謎の組織。彼らは山小屋を撮影、ゾンビやその他モンスターを管理、ほかにも爆破や照明を班ごとに分けて、企画・運営しています。ですが、全体的にツッコミ所が多すぎです。撮影カメラがバレたり、最後の生け贄が襲われてる映像を横目に打ち上げを始めます。さらにはモンスターをボタンひとつで開放されてしまう始末。ていうかなんでそんなボタンあるんだよ。
ちなみに成功率100%の日本は小学生の女の子に「どんぐりころころ」を歌われて失敗しました。
モンスターパニック
この映画の見どころです!
モンスターの開放によりよくあるゾンビホラーから一転、パニックホラーへと早変わり。血の量が尋常じゃないので苦手な方はお気を付けください。『大蛇』や『シンプルおばけ』、『ピエロ』などの『殺人』をイメージしやすいものから『口裂けバレリーナ』、『石の仮面の集団』など大暴れします。人間はおろか、武装した兵士も歯が立ちません。見ていて爽快ですが、「これ収集つかなくね?」という恐怖もあります。
なんだかんだで人類滅亡です。
生贄が死ななかったので神が復活します。パロディやらモンスターアクションなどやりたい放題やってあとは人類滅亡。大味ですね。
おわり
見返すと全体的にあらすじ解説になってしましました。すみません。「これ説明しないと伝わらないな」「あれも」「これも」とやっていくうちにこのような事態に・・・。改めてこの映画情報量多すぎです。ホラー映画ファンを楽しませてくれるネタの数々、また見てない人に面白さを伝えるレビューの難しさを目の当たりにしてくれる良い作品でした。